組み立て式の床革ギフトボックスのデザイン
Posted on March 04, 2008
Category: デザイン考察

通常は、銀面と呼ばれる表革の部分を使用しますが、この余った裏側の革(床革と呼ばれます)は利用価値が少なく捨てられる場合があります。床革は繊維が粗く隙間が多い構造ですので、毛羽立ちやすく、作品の表面には使いにくいためです。
ただコードバンのような緻密な繊維構造の革は床革でも緻密なため、作品の表革に使用される場合もあります。
今回は、牛のヌメ革を漉いた際に余った床革を使ってのギフトボックスをデザインしています。
構造としては、接着剤、縫い、金具を一切使用せず革紐で止める構造を考えています。
ギフトボックスの場合、紙でも良いのですが、革製品を贈る際には革を贈呈用の箱にも使いたい。基本的に物を取り出せば捨てられる運命のギフトボックスですので、耐久性や使用頻度は考えなくても良いし、捨てられる箱はシンプルに仕上げたい。
そういった意味で、普段は捨てられる床革を使って、各パーツを挟み込んで組み上げる構造で考えています。

