革を染める方法には、なめしの段階で染料を入れる場合と、後染めにて染色する場合がありますが、表面を樹脂加工していない革ほど、色は落ちやすくなります。その反面、表面を加工し、完全に色止めをした場合には、革の良さが失われてしまいます。
感触の良いナチュラルな感じを出した革を使用するほど、色が落ちやすくなり、又色が絶対に落ちないような革のみを使用すると、革の良さを表現出来ないことになります。染める方法には、染料を入れる他に、顔料を吹き付ける方法がありますが、顔料の場合、表面に乗っているだけですので、剥がれや、やはり色が落ちたり、他に移ったりすることが避けられません。これは、革である限り避けられない問題です。
作品をつくる際には、色落ちに注意しながらより良い品質の革を使用することを心がけていますが、同時に皮革製品を使用する際にも革の特性を知っていただく必要があると思います。色落ちをさけるために、いくつかの注意点をあげてみます。
1. 雨が降っている場合には、エナメル製や革の表面にラッカーの膜が出来ている様な皮革製品を使用してください。
2. 春先から夏にかけて、白・ベージュ等の薄色の服装をする場合には、皮革製品を強く身体に押しつけない様に注意してください。
3.雨以外にも、汗等の湿気も色落ちの原因になります。夏場など肌に接触することの無いように注意してください。
4. こまめに防水スプレーや専用のワックスがけを行い、撥水状態を維持するようにします。
皮革製品は、どんな製品でもある程度色落ちするということを、ご利用される際にご理解いただければと思います。しかし、きちんとメンテナンスされた革はその風合いを増していきますので、色落ち防止以外のためにも定期的なメンテナンスは必要です。
革の染色と色落ちの関係について: 色落ちへの対処方法
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糸や革の変更などのセミオーダーについて
革工房アルテレッツァではミシンを使用しておりません。縫い穴を開ける工具を革に打ち込み、縫い穴に表と裏から糸を通し、縫製は「サドルステッチ」と呼ばれる手法で、全て丈夫な手縫いで行っています。
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