Blog カテゴリー:デザイン考察
1,2≫古い記事ページへ≫

こちらも本日発送いたしました長財布などのご注文品です。
こちらはサイトに記載してあります作品での革、縫い糸の選択により制作しました。
大変長らくお待たせいたしましたが、予定通りでの発送となります。
ご注文いただきありがとうございます。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Apr 20, 2013

お問い合わせいただいて試作を繰り返して制作したフィレンツェの小銭入れです。
中は黒、外側は黄色に染色してあります。
釣り込みという技法で、黒と黄色に染色した2枚の革を張り合わせて成型して制作しました。
本来はコテで熱を加えて革を固めるのですが、自然乾燥と革の貼り合わせて形を維持しています。
かなり固く制作してあり、蓋の部分もきっちり閉じるようになっております。
サイズは6cmx6cmで高さは2cmほどで手にすっぽり入るサイズです。
作品として販売も検討していますが、中を染めた場合色移りがないように時間をかけて染色しますので、中は革の自然な色で販売しようかなと思って検討しております。
革はタンローと言う染色用の革を使用しています。
ブッテーロのようなオイルレザーの場合は、オイルを含んでいますので革を固くするのが懸念されるのと、革の色シミがでますので、ブラックや濃紺、ワイン色のような濃い色であれば制作可能かと思っています。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Apr 26, 2011

イタリアのフィレンツェで500年間変わらず作られているという小銭れ(タッコ)があります。正当な技を受け継ぐ職人さんも少なくなっているようで機械生産させているものも増えているようですね。
実際のタッコは結構大き目でですので、手のひらにすっぽり入るように若干小ぶりな小銭入れを試作中です。
お問い合わせもいただいているので販売用に検討していますが
2,3の改良点を加えれば市販できるかなと思います。
この形状だと押すと凹んでしまいそうですが、革の弾力で戻りますので大丈夫です。
後は革の選定ですね。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Feb 12, 2011
以前に試作していた二つ折り財布です。
サイズは未収納時で9.8cm x 10.0cm x 2.0cmで、カード10枚収納のデザイン。
札入れ部分は仕切りを入れて、仕切りにポケットを2つ付けています。
通常、カード入れの裏側に収納ポケットがあるのですが、
このモデルはそういった構造ではないので、その分仕切りにポケットを付けています。
カードは内側向きに4枚x2面で8枚収納でき、別途カード挿しを2か所付けて合計10枚ですが、
カード挿しはやめたほうがいいかと思っています。
カード挿しの部分は札入れ部分の内側になりますので思ったより邪魔になるからです。
革ベルト留めですが、かっちりと閉じるにはベルトは締めつけが弱いので、
ホックを内側につけたほうが良いかと思います。
デザインのポイントは、できるだコンパクトで仕切りを付けたモデルとすることです。
また、通常はカードポケット(4枚x2面)はつながっていますが、このモデルはそうではありません。
一面を長めにして中に差し込んでいます。
これは仕切りが入ると厚みがでてしまうのでスッキリ閉じるように工夫しています。
使用していて札入れ部分から中身が落ちることはないです。この構造により札入れ部分が大きく開いて中身の取り出しも楽にできます。
なかなか使い勝手がよくなっています。
オーダーメイドのご参考にしていただければと思いますがご要望があれば、仕様を変更して市販化も検討しています。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Oct 02, 2010
ようやく新作の長財布の試作品が完成しました。
革はあまりいい革でないのと、コバは軽く仕上げただけなので参考程度にしていただけたらと思います。
この革は軟らか過ぎて、コバも固まらないのでふにゃふにゃです。
実際には、表はミネルバボックスかブッテーロ、中はブッテーロを前提にしています。ブッテーロは張りがあり厚みもとりますので、実際はもっとかっちりした感じになるかと思います。
この試作では、小銭入れの裏側のポケットにマチをつけていますが、写真のようにあたりがでるのと、マチでスペースをとらなくても小銭入れの蓋が小銭を取り出す際に邪魔にならないくらい開くので、このマチはなくす予定です。
小銭入れの内側には丈夫なノブレッサカーフを使います。
それにて小銭との摩擦に耐える丈夫な内側になります。
小銭入れを開くと中に折り込んだノブレッサカーフがトレイのように広がります。ちょうど販売中の小銭入れのように広がりますので、小銭が極めて取り出しやすくなっています。
この小銭入れの構造を実現するには、やはり野球のホームベースのような五角形になります。
それ以外の形では通常のマチ付き小銭ポケットのような深いポケットになりますので、この形です。
カードはコンパクトにするため縦に8枚並べています。
6枚程度でもいいかも知れません。
デザイン的に好き嫌いが分かれますね。フォーマルな長財布と言うよりもワイルドな感じですが、革をブッテーロの生成りなどにすれば落ちついた感じに見えるかと思います。
奇をてらったデザインではなく、機能性、使い勝手を考えると必然的にそうなったデザインです。
これにベルトを付けたほうがいいかも知れませんね。
ご感想いただけたら幸いでございます。
価格は、3万5千円(税込)前後を予定しております。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Jul 27, 2010
お問い合わせいただき時間が経っていますが、新作の長財布をデザインしています。
当工房の財布の小銭入れ部分はボックスタイプと呼ばれる箱型の小銭入れとなっています。
これは取り出しやすさを重視しているためです。長財布ではこういった財布は見あたらないかと思いますが、使い勝手を重視したデザインです。
長財布の小銭入れはどうあるべきか。
通常多くある長財布の小銭入れはファスナーで閉じるポケットタイプです。しかし、これだとポケットが深くなりがちで小銭が取り出しにくく、そうすると小銭が溜まってしまい財布が膨らんでしまします。
財布の小銭入れは、取り出しやすくしないとスッキリしたフォルムが維持できなくなります。
その回答が長財布でのボックスタイプの小銭入れですが、別途小銭入れとして販売しています、折りたたみ式での小銭入れ単品があります。
折りたたみ式の小銭入れは見た目以上に小銭がはいり、手のひらで広がり小銭が極めて取り出しやすい形状です。
この折りたたみ式の小銭入れを財布に応用できないかとずっと考えてきました。
この折りたたみ方式で、浅いポケットにして開くと小銭が広がり取り出しやすい。
そういった小銭入れなら、ボックスタイプの形状にしなくとも使いやすくなりますね。
この方針で、ようやく長財布の新作のデザインができつつありますので、ご紹介します。
カード入れは片面に6枚を縦に並べコンパクトな長財布にする予定です。横に並べると幅が広がりますので、今回は縦並びです。
お客様からのご要望はカード8枚収納ですので、あと2枚のカード入れをどうするか検討中です。
その結果デザインが変更になるかもしれませんが、今のところあと2枚のカードは収納ポケット内に入れるか、6枚のカードポケットの裏を考えています。
図案だとイメージしにくいかも知れませんが、小銭入れ部分は折りたたり式で内貼りは丈夫なノブレッサカーフを使います。その裏に収納ポケット、またその裏に札入れポケットを考えています。小銭入れ部分の裏に収納ポケットを付けるのは蓋(かぶせ)の部分が小銭を取り出す際に邪魔にならないようポケットを一つ挟むようにするためです。これで取り出す際に小銭の上に蓋がこなくなります。
また、小銭入れの部分(ノブレッサカーフ)は、浅くするためポケットの中で浮いていますので、その下に空洞ができます。ここも収納に利用できないか検討中です。
収納ポケットは、片面の6列のカード入れの裏にポケット2つで、札入れ用のポケットも含めて合計で4つです。
このポケットの数は、革の厚みなどを考慮して最終デザイン時に調整しますが、最低でも3つはポケットを付けようと思っています。
できるだけコンパクトで極めて取り出しやすい小銭入れ付きの長財布となる予定です。
表の革はミネルバボックスがブッテーロ、内側の革にはブッテーロを予定しています。特に内側は厚みも考慮して革の裏面もデザインとして使おうと思っています。革の裏面を加工して綺麗に見えるのがブッテーロだからです。また、薄くとも張りのある革なので財布の形状を維持しやすいからです。このあたりも最終デザイン時まで検討を続けます。
目標とする販売価格は、35,000円(税込)です。
今しばらくお時間ください。納得できる長財布を目指しています。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Jul 14, 2010
コンパクトでカード16枚収納の2つ折り財布の思案中です。
お問い合わせいただいてから時間が経ってしまいましたが、ようやく基礎となる図面が出来上がりました。
オールレザーの場合、合皮や布を使うのに比べて厚みがでてしまい、コンパクトにするのは至難の業です。
仕切りもご要望なので、余計に厚みが出てしまい、カード8枚はカードポケットに収納で、残りの8枚はポケットに詰め込む形でのご要望となっています。
加えて、革のバンドで止めるようにして、10cmx10cmx1.8cmを目指しています。
これで、きちんと閉じるには、仕切りの形状を工夫して、かつ仕切りをポケットにすることで革の厚みを減らします。
また、革の場合、質の異なる革どうしを重なると、異なるなめし段階のオイルが擦れて混じるので、表も中も同一の革での制作となります。
まずは、余り革で試作してみたいと思います。
いろいろ試行錯誤して、デザインしていますが、
狙い通りのサイズに収まり、使い勝手が良ければ、、かなりの自信作になる予定です。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Mar 20, 2010
木、金曜日は休業日とさせていただいております。
原則、お問い合わせやご注文へのご対応はご勘弁させていただいています。
週休2日とさせていただけるほど余裕はないのですが、問屋さんなどに仕入れに出かけたりするには平日しかありません。
それで休業日に出かけるために平日をお休みとさせていただき浅草あたりに出向いたりしています。
それと、お問い合わせをご勘弁いただき、制作に集中したりしています。
ただ、休業日に緊急のご連絡がある場合は、ご遠慮なくお電話ください。
本日はオーダーメイドでご依頼いただいた名刺入れのデザイン考察と来週出荷分の制作を続けておりました。
写真は、規定外の名刺を入れるための名刺入れの革と図面です。
手染めでの染色となりました。
色出しに大変時間がかかるのですが、染色での黄緑色(内側)にこだわった名刺入れとなります。
1月20日の発送を目標に頑張ります。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Jan 15, 2010
現在ピッグスキンの黒を使っているカードポケット付き6連キーケースの内側の革を、他のキーケースと同じノブレッサカーフのキャメルに変更いたします。
夜間ではキャメル色のほうが黒よりもはっきりと鍵が見えるので、 他のキーケースと統一する予定です。
現在は黒のピッグスキンでもご注文をお受けしておりますが近々に変更となりますのでご了承ください。
他のノブレッサカーフの色の追加も検討していますが革の調達のタイミングもありますので、そろいしだいお知らせいたします。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Jan 12, 2010

小銭入れの試作中です。
実際には、ブッテーロやミネルバリスシオでの制作になりますが、ドイツヌメで試作してみました。
内側は擦れに強いピッグスキンです。
ボックスタイプの小銭入れも当然検討しましたが、小銭の出し入れのしやすさを考えると、ボックスタイプでは口が小さく、このような大きく開くタイプのほうが圧倒的に扱いやすいかなと思います。
財布では、このような形状がとれないのでボックスタイプの小銭入れを採用していますが、小銭入れだけだとボックスの形状にこだわる必要もないので、この形にしました。
そうですね、これはエルメスで見かける形状です。
この手の形状のバリエーションもいくつか検討しましたが、この形が一番まとまりが良く、結局こうなりました。この形は完成されていると思います。
さすがはエルメスですね。
あと、ヴィトンのバッグも耐久性をよく考えたデザインになっています。革を用いて、耐久性をあげ、型崩れを避けようとデザインしていくとヴィトンのデザインに似ていきます。そのあたりがヨーロッパの歴史を感じる部分です。
国内で製造しておられるメーカーさんや工房ではヨーロッパブランドを否定される方もいらっしゃいますが、
私は全然否定していません。それでサイトのリンク集にも海外ブランドの公式サイトをリンクしています。
エルメス、ヴィトン、ボッテガなどは、デザイン、素材共最高級のレベルだと思っています。
中には合皮や布生地を使ってたりしますが、彼らの提案するのはデザインやファッションであり素材ではありません。
私はレザーにこだわっていますがレザーだけがファッションのファクターではないですし。
ミラノコレクションやパリコレクションを見るにつけ、国内メーカーが光り物で華やかさを演出するのに対し、
ヨーロッパブランドは素材とデザインだけで華やかさを演出しきることに感動します。
エルメスを超える。。。とくに鞄屋さんなら人には言えないけども、、心の奥底にはきっとある想いですね。
Category: デザイン考察
Posted by kido on May 09, 2009
LINK: ポルトフォイユ アコルデオン
リンク先は「ポルトフォイユ アコルデオン」と言うルイヴィトンのMENS財布の写真です。
チェーンが取り付けられるような構造です。
財布に穴を開けずに、あえて財布の横から飛び出させて金具をつける。
一見、なにも考えられていないような安直な構造に見えますが、
これはよく考えぬかれていると思います。
何故か?
財布に穴を開けてチェーンをとりつける場合、革をチェーンで引っ張るので型崩れを起こしてしまう。
特に、財布の折れ曲がる部分に穴を開けると余計に革が伸びてしまいます。
厚い革を使っても変形は避けられません。
また、革に金具があたると、その部分は変色してしまいます。
できるだけ金具と革を触れさせないことが綺麗に維持するポイントです。
これを実際に財布に適応するとすると、、、
この写真のように取り付けるのがベストな配置であり、
金具も飛び出して革と接触しにくくなりますね。
さすがはルイヴィトン。考え抜かれています。
難点は、飛び出していて「かっこ悪い」こと。
チェーン付き財布の場合、チェーン取り付け部分は
この写真のような箇所が型崩れしないのですが、
この出っ張りをかっこよくしたいですね。
どうするか、思案中です。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Oct 30, 2008
革を使用する厚さに漉く(すく)と、裏側の革が切り取られます。
通常は、銀面と呼ばれる表革の部分を使用しますが、この余った裏側の革(床革と呼ばれます)は利用価値が少なく捨てられる場合があります。床革は繊維が粗く隙間が多い構造ですので、毛羽立ちやすく、作品の表面には使いにくいためです。
ただコードバンのような緻密な繊維構造の革は床革でも緻密なため、作品の表革に使用される場合もあります。
今回は、牛のヌメ革を漉いた際に余った床革を使ってのギフトボックスをデザインしています。
構造としては、接着剤、縫い、金具を一切使用せず革紐で止める構造を考えています。
ギフトボックスの場合、紙でも良いのですが、革製品を贈る際には革を贈呈用の箱にも使いたい。基本的に物を取り出せば捨てられる運命のギフトボックスですので、耐久性や使用頻度は考えなくても良いし、捨てられる箱はシンプルに仕上げたい。
そういった意味で、普段は捨てられる床革を使って、各パーツを挟み込んで組み上げる構造で考えています。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Mar 04, 2008
女性向けに紫色の名刺入れを考察中です。
なかなかいい色の革がないので、手染めにてヌメ革を染色しました。
青っぽい紫と赤の強い紫のどちらかを表革にと考えています。また、色落ちを防止するために、天然素材でコーティングしています。
紫の強烈な発色とヌメ革の風合いをコラボレーションさせたいと思います。
エレガントに、かつ魔性の表現・・・・
構造上名刺入れはシンプルですが、それだけに限られたフォルムでの表現が悩ましい所です。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Jan 22, 2008
昨晩、外国人のデザイナーの方とお話していて、バッグの話となりました。
その中で、バッグに求めることは”comfortable”であるとのこと。
居心地の良いバッグとは、身に付けて収まりが良いバッグ。
機能性とデザインの融合が重要とのことです。
持っていて違和感のあるバッグは、結局は使わなくなってしまいます。
クローゼットに並ぶバッグの中から”ふっと”取り出して身に付ける。
その時に、違和感を感じていると選ばないわけです。
使わないバッグでは意味が無い。
身に付けて、持ちやすく、用途に合わせて機能的であることが重要ですね。
自分の中のイマジネーションを高める。
奇抜ではなく、ナチュラルであること、かつ、
独自性と持つ人の主張があることが重要とのこと。
外国の人は、日本人と異なる感性があります。
育った環境、歴史の違いですね。大変勉強になります。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Dec 30, 2007
現在製作中のトートバッグのインナー(内側)は赤です。
バッグのインナーに赤を使うケースが多いのですが、
これには理由があります。
黒やダークグレーのほうが落ち着いた色ですが、
暗いバッグの中のインナーに暗い色を使うと、物の区別がつきにくいのです。
特に、夜の暗闇でバッグを開けたときには、何がどこにあるのか見にくいのです。
逆に、明るい、淡い色を使うと、物は見やすいのですが、今度は汚れが目だってしまいます。
バッグの中には、いろいろな物が入るので、どうしても汚れが避けられません。
暗いバッグの中で視認性が良く、かつ、汚れが目立たない色。
それを考えると、暖色で、かつトーンの強い色がベストです。
その色が赤なのです。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Dec 30, 2007
ポイントは、一本の取っ手での吊り上げです。
取っ手の取り付け部分には、差込錠を取り付けます。出し入れの際に、差込み錠をはずすのは、面倒なようにも思えますが、小物は、取っ手の隙間から取り出せるのと、大物の荷物の場合、バッグが膨らむのを避けるために、取っ手の取り付け部分で締めるような構造で考えています。
ワインレッド系のバッグを、紫の革で取り巻き、中は、赤のスェードです。
横長のトートする予定です。縦長だと、やはり買い物バッグのイメージが強いのと、持ち運びの際のバランスを考えると、横長のほうが良いかなと思っています。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Dec 16, 2007
トートバッグは物を入れて運ぶことにのみ機能を絞り込んだシンプルな構造が特徴的です。
たっぷりと収納できる幅広いマチ、出し入れしやすい大きな口を持ち、
持ち手はベルトをバッグの周囲にぐるりと縫い付けた形が多いようです。
最近は、蓋があるものや、ポケットが付いているものもあります。
そうなると、普通のハンドバッグとの違いがわからなくなりますね。
本来は、水をそのままバッグに入れて運ぶことのできる防水性と通気性のある
綿のキャンバス地で作られたバッグをトートバッグと呼んでいました。
しかし、運ぶという機能のみを追求した、シンプルなトートバッグもいろいろと
便利なようにしていくと、「トートバッグ=四角いバッグ」というだけのことかも知れませんね。
鞄(バッグ)を用途に合わせて選ぶとすると、衣類等の大きめの物を気楽に詰め込んで、目的地まで運ぶ・・・・
そういった用途にぴったり合うバッグ。
ポケットや蓋(フラップ)は取り出すときに面倒・・・ぐぃっと手を入れて取り出せる使いやすさ。
大きめの荷物を「運ぶ」ためだけに機能を絞り込んだバッグ。
重さに耐えられる構造と大きめの口。
そういった、基本に忠実で、余計な機能を消去したトートバッグを製作してみたいと思います。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Dec 13, 2007
カードの収納が一番の課題だと思っています。
お札と小銭は、やはり一つの財布の中でありたい。
お金を分散して持つことは避けたいとすると、薄さを維持するにはカードの収納をどうするか・・・
最近は、いろいろなお店で会員カードや割引チケット等を配っています。
そういったカードを冷静に眺めてみると、お金の支払いに関係ないものもかなりあります。
お金の支払いは財布から、常に携帯しておきたい免許証も財布に。
最低限、財布と携帯電話を持ってれば大丈夫。
そんな財布の利用を考えると、溢れるカードはやはり別に収納することになるのかなと思います。
そんな発想で、財布に続いてカード入れの考察をしています。
何枚のカードが収納できればよいのか?
片面8枚として両面で16枚のカード入れだと・・・・
作品名:devoto(デヴォート)のくらいの厚さになりそうです。
サイズはより小さくなるとして、まずは試作をしてみます。
Category: デザイン考察
Posted by kido on Dec 03, 2007