紫色の名刺入れを制作中ですが、
ちょっと革の染め方についてご説明いたします。
通常、革を染める場合、薄めた染料を重ね塗りをして濃くしていきます。
これは、いきなり濃い染料を使うと染めシミが出やすいためです。
また、だいたい単色で染めるケースが多いようですが、この名刺入れは
赤、青、紫色の3色の染料を重ねて染めています。
ベースが赤、その上に青を乗せて、さらに紫色を重ね、さらに薄めた赤色の染料を乗せて色を出しています。
単色で染めた場合、色の深みが出ないで”のっぺり”とした色彩となるため
光の加減で色みが変わるように色を混ぜています。
また、革を染める際に染料に含まれる水分で革が硬くなりがちですが
染めの段階で植物系のオイルを含ませており、乾いて水分がとんだ後も
オイルによって革の柔軟性を失わないで、さらに革を傷めない工夫をして染めています。
革をもう一度なめし直す感じですね。
本来、革をなめす際には、大量の水の中に「皮を」浸し皮をなめすことによって「革」に変えていきます。
革を染める際には、染料に含まれる水分の抜き方が大事ですね。
写真の名刺入れの染めはまだ完成していなくて、これからさらにオイルで仕上げて染料のぎらつきを消していきます。
この染め方はベルルッティの色の重ね塗りからヒントを得ています。
ベルルッティは顔料染めですが、本工房では、染料染めです。そのあたりが違いですね。
革の染色について
Category: 製作工程 Posted by kido on Mar 18, 2009
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Comments
kido:
コメントありがとうございます。
革の染色は、革の種類によって染め方も手順も変わってきますので
一言では申し上げにくいのです。
ご自身で染められる場合は、革の種類も考慮してクラフトショップにお問い合わせいただければ適切な染料等を教えていただけるかと思います。
本工房にて染色したものには、つや出し剤とかは使用しておりません。
コーティング剤も使用していません。
革の質感を損うためです。
なかなか試行錯誤がいりますが、うまく仕上がるように試みてください。
革の染色は、革の種類によって染め方も手順も変わってきますので
一言では申し上げにくいのです。
ご自身で染められる場合は、革の種類も考慮してクラフトショップにお問い合わせいただければ適切な染料等を教えていただけるかと思います。
本工房にて染色したものには、つや出し剤とかは使用しておりません。
コーティング剤も使用していません。
革の質感を損うためです。
なかなか試行錯誤がいりますが、うまく仕上がるように試みてください。
-Sep 02, 2009-
松岡 賢一:
お答えありがとうございます。
あいにく県内にはクラフトショップや革染料を販売しているお店がないので
誰にも相談が出来ず、染料はネットで購入するつもりです。
ですがあまりにも染料の種類が多すぎて何の染料を購入していいのか分からず
相談をさせてもらいました。
牛革の靴・カバン・ベルト・革ジャンを紫色に塗りたいのです。
僕は革の質感よりも、とにかく綺麗な色に染められたらと思っています。
どんな染料を購入すればよろしでしょうか?
お時間がありましたらアドバイスとご協力をお願いいたします。
あいにく県内にはクラフトショップや革染料を販売しているお店がないので
誰にも相談が出来ず、染料はネットで購入するつもりです。
ですがあまりにも染料の種類が多すぎて何の染料を購入していいのか分からず
相談をさせてもらいました。
牛革の靴・カバン・ベルト・革ジャンを紫色に塗りたいのです。
僕は革の質感よりも、とにかく綺麗な色に染められたらと思っています。
どんな染料を購入すればよろしでしょうか?
お時間がありましたらアドバイスとご協力をお願いいたします。
-Sep 03, 2009-
kido:
既製品の革物を綺麗に染めるのはなかなか難しいかと思います。
まず
1。革のなめし方法が不明。
ヌメ革のようでもクロムと混合したなめしの場合もありますし
クロムなめしの場合、後染めはほぼ困難です。
タンニンなめしの場合でも、なめしに使用されているタンニンの種類が重要です。
このタンニンの資質によって染色の度合いも異なってきます。
経験則からは、植物タンニンでなめされた革は比較的染まりやすいかと思います。
2.表面の加工処理されている可能性。
ヌメ革でも表面加工されている商品は多いので、表面処理剤の除去が困難。
この表面処理剤が染めを邪魔しますので、この除去が難しいかと思います。
3.オイル添加剤。
オイルが後から塗られている場合、染料と反発する可能性がありますので
これもムラになる原因となります。
どうしても革の色を変えたいのであれば、染めQのような顔料で染めることに
なりますが、顔料は剥離しやすいとの革の風合いにも影響を与えますので
お勧めはできかねます。
当工房の場合、革のなめし方法(植物タンニンでのなめし)との相性、および
染料および染色に使用するオイル等を繰り返しテストしながら染めております。
当工房で使用している染料、オイルなどは申し訳けございませんが、お教えすることはできませんが、
上記理由よりかなり既製品の染めは難しいかと思います。
ご理解いただきたくお願いいたします。
まず
1。革のなめし方法が不明。
ヌメ革のようでもクロムと混合したなめしの場合もありますし
クロムなめしの場合、後染めはほぼ困難です。
タンニンなめしの場合でも、なめしに使用されているタンニンの種類が重要です。
このタンニンの資質によって染色の度合いも異なってきます。
経験則からは、植物タンニンでなめされた革は比較的染まりやすいかと思います。
2.表面の加工処理されている可能性。
ヌメ革でも表面加工されている商品は多いので、表面処理剤の除去が困難。
この表面処理剤が染めを邪魔しますので、この除去が難しいかと思います。
3.オイル添加剤。
オイルが後から塗られている場合、染料と反発する可能性がありますので
これもムラになる原因となります。
どうしても革の色を変えたいのであれば、染めQのような顔料で染めることに
なりますが、顔料は剥離しやすいとの革の風合いにも影響を与えますので
お勧めはできかねます。
当工房の場合、革のなめし方法(植物タンニンでのなめし)との相性、および
染料および染色に使用するオイル等を繰り返しテストしながら染めております。
当工房で使用している染料、オイルなどは申し訳けございませんが、お教えすることはできませんが、
上記理由よりかなり既製品の染めは難しいかと思います。
ご理解いただきたくお願いいたします。
-Sep 06, 2009-





松岡 賢一:
革の染め方とても参考になりました。
革染めるのにどんな染料剤が必要なんですか?
どんな商品を購入すればいいのですか?
ベースコートや仕上げツヤ出し剤も教えていただけますか?
よろしくお願いします。
-Sep 02, 2009-