現時点でのセール価格は7月30日までですが、定価を一部改定しましたのでお知らせいたします。
セール価格でご購入いただいた方が損しないようにセール価格以上になっていますが、
かなりセール価格に近い価格にしました。がんばりました。
コストの見直しによりなんとか工房を維持できる価格となっています。
革も新しい革を発注しています。ブッテーロの焦げ茶は入庫していますが、なかなかサイトの画像を更新できていません。
ブッテーロの焦げ茶はキーケースに使っていますので、キーケースで色をご確認ください。
焦げ茶の革でストックされているのはミネルバリスシオとブッテーロですが、フォーマルな感じはブッテーロです。
ミネルバリスシオはカジュアルな質感となっています。
リスシオは1,2ヶ月で強力な艶を放ちますので、日本産の牛革よりも魅力があります。さすがはイタリアのレザーです!
あと、ブッテーロで発注しているのは、在庫が切れかけているネイビー(濃紺)と染色されていないブッテーロのナチュラル(生成)です。
お盆前後に入庫予定ですが、それまでネイビーがもってくれれば・・・
新たなブッテーロのナチュラルは革本来の色とブッテーロの質感が共存する綺麗な革です。入庫するのが大変楽しみです。
どう使うか思案中です。財布の内側にもいいですね。
あと、ノブレッサカーフのキャメルも発注しています。これは近々に入庫予定です。
ノブレッサカーフは上質な原料と伝統の技術でなめした最上の革に型押しを施したカーフスキンで、クロームなめしの革です。
ノブレッサカーフのタンナーであるペリンガー社は、1864年にドイツにて創業された世界的に有名なタンナーで、あのエルメスにも卸しています。
カーフ専門のクロム鞣し技術と 伝統を持ち、原皮に対する強いこだわりから、牛の飼料にまで厳しい選択眼を光らせた素材作りをしています。
この話は有名で、よくエルメスは革をとるための牛を特別に飼育しているので高価だとか噂されてたりします。
それは、こういったタンナーがエルメスに提供しているからですね。
エルメスと言えば、チェルケスと呼ばれるシボ革が有名です。チェルケス=エルメスとも言える発色の良い型押しのシボ革です。
とくにオレンジ色のチェルケスはエルメスカラーですね。エルメスの店舗に勉強にいくと必ず目に飛び込んでくるエルメスカラーです。
今回発注したノブレッサカーフは、このチェルケスと同じ型でシボが付けられています。発色も同等もしくはそれ以上ですので、一見チェルケスに見える高級レザーです。チェルケスよりも質感がいいとの話です。
また、革にも等級があって、ノブレッサカーフは、3階の等級が付けられています。今回発注できたのは、その中でも最上級の革です。
これは楽しみです。エルメスクラスのシボ革がもうすぐ入庫されます!
ただ、ノブレッサカーフはクロームなめしの革なので、エイジングは楽しめません。
その代わりに傷つきにくく、変色が少ない革なのでヌメ革とのコンビで使うことを検討中です。
表革にはオイルレザー、内側はノブレッサカーフであれば、なかなかいい感じだなっと思っています。
今回追加したキーケースの内側にも良いかも知れません。金属との摩擦にも大変強い革ですので。
と言うか、キーケースの内側に使えるピッグスキン以外の革を検討していく中でノブレッサカーフに目をつけたんですが。。。
価格改定と新たな革の入庫予定について
Category: 革,工具,素材
Posted by kido on Jul 15, 2009
Tweet
コメント
まだコメントは書かれていません。
SPAM対策のため、現在コメント入力機能は停止してあります。