生後1年以内の子羊の革をラム、それ以上の年齢の羊の革をシープと呼んでいます。また特に、生後6ヶ月以内のラム革を特別にベビーラムスキンと呼びます。ラム革はシープよりは若干強度が劣りますが、繊細で柔かく、良い肌触りであるため最高級の羊の革とされています。一般的に羊革は強度的が牛革に較べやや劣りますが、肌目が細かく、手触りが非常にソフトです。衣料等にも多く使われています。
ウールシープ(巻毛種の羊)
ウールシープは主に採毛のために改良された羊で、主に高緯度地方で生産されています。特にオーストラリアのメリノ種が、毛皮が採れる羊の産地として有名です。ウールシープは寒冷地に住んでいる羊であるため、毛が太いため毛穴が目立ち、しかも毛根が革になる層まで入り込んで粗い繊維構造をしています。銀面(革の表側)と網様体層(革の内側)が分離しやすく、革が2層に剥がれたり銀浮きを生じたりしやすくなります。そのため毛皮ではなく革としては、ウールシープはヘアシープよりグレードが落ちるものとされています。
ヘアシープ(直毛種の羊)
へアシープはアフリカやインドなどを原産地であり、主に食肉用・採乳用に家畜化された羊です。一般にウールシープより上質とされ、通常羊革として使用されるのはヘアシープが主流となります。インド産やエチオピア産のものが高級な革とされています。