成牛革 去勢牛(ステアハイド)
生後3?6ケ月以内に去勢したオスで、生後2年以上を経たものの革オス牛革(ブルハイド)
生後3年以上のオスの成牛の革メス牛革(カウハイド)
生後2年以上のメスの成牛の革中牛革(キップスキン)
生後半年以後から1年余りまでのものの革子牛革(力一フスキン)
生後6ケ月以内のもので牛皮革中のトップクラス一般的に、年齢が若いほど柔らかく繊細な繊維構造をしています。キップスキンやカーフスキンは成牛革に比べると表革(銀面)が平滑できめが細かく美しいので、高級な革とよばれます。

生産国での革の特徴
また、生産国によって概ね革質にも特徴があります。アメリカ産の革を基準とすると、ヨーロッパ産の革はよりきめが細かく繊細な革が多く見受けられます。また、南米産の革は600DS(1DS:10cmx10cm四方)の革もあり、これは食用に肥大化され生産された牛の革です。南米産の革は厚く、車のシート等にも使用されますが、衣料や鞄等にはきめが粗すぎてあまり使用されません。牛革にランクをつけるとするとヨーロッパ産の牛革がトップランクとなりますが、製作する作品に求める質感によって革を選択することとなります。