春も近くかなり暖かくなりましたね。ただ今ボックスタイプの小銭入れがついた長財布の制作途中です。2件のご注文を平行して制作しています。
この長財布は内側にピッグスキンを使用しています。
ピッグスキンは革の表面が分厚く、牛革よりも丈夫な革です。 そのため、かなり薄くすることができます。
通常、この薄さに牛革をすくと簡単に裂けてしまいますが、ピッグスキンであれば裂けることはありません。できるだけ薄い長財布を制作する場合、革を厚みを極力薄くするにはピッグスキンが最適です。
このピッグスキンは、なめしの段階でWAX加工されています。
WAX加工された革を手もみでしわを付けた革です。
WAX加工されていますので、艶もありますし、汚れも付きにくくなっています。
その革を耐久性を維持できるまで薄く加工してあります。 難点は、制作段階での手間ですね。
普通に制作すると薄いため伸びが出てしまいますので、時間をかけて精度を維持できるようにしています。また、普通にコバを磨こうとしてもうまくいかないため、蝋を染み込ませることを繰り返し繰り返し行い処理しています。
この財布の制作に使う蝋は通常の長財布の10倍以上です。
そのため、他の財布に比べて納期が延びています。
また、その2年後のエイジングされた財布と比較してみました。同じボックスタイプの小銭入れがついた長財布です。
最初は革の弾力で貼りもありますが、しだいに革もエイジングし、なじんできますので、よりスリムになります。
ボックスタイプの小銭入れが付いても厚み約1cmにまで締まっています。
普通に見て、小銭入れ付きの長財布には見えないくらい薄くなります。
一つはほぼ完成で明日発送の予定です。もうひとつは月曜日に発送の予定です。
今しばらくお時間ください。お待たせしております。
制作が完了しましたら、次はオーダーメイドでのご注文品で左利き用の長財布です。 その図面の制作に取り掛かります。


