About alterezza

"alterezza(アルテレッツァ)"はイタリア語で「尊厳」、「自尊心」という意味があります。 また、「高貴」、「厳格」といった意味も含んでいます。

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製作過程、革、デザインについての雑感をブログで公開しています。

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製法

 作品により、その製法も変わってきますが、主な製作の手順を簡単にご紹介したいと思います。

デザイン

 もっとも時間がかかるのが、デザインの考察です。用いる革の質感と特性とのマッチングが重要な要素です。イメージする形を具現化するために、紙でモックを作成したりしながらデザインを固めていきます。

材料選定

 イメージする作品に合った革を探し出します。この作業はマッチした革に出会えるかどうかですので、運が良ければ即日、運が悪ければ数ヶ月かかります。また、革が見つからずお蔵入りになるデザインもあります。

パターン起こし

 デザインが確定し,革が見つかったら、型紙を起こしていきます。革質を見ながらデザインを微調整しながら全体のイメージを形にしていく最も重要な作業です。

目打ち

 革を裁断する前に目打ちで縫い穴をあけます。厚手の革には菱目打ちで縫い穴をあけていきます。また薄手の革では場合により丸目打ちで穴をあけていきます。こういった目打ちの間隔(ピッチ)は出来上がりの雰囲気を左右しますので作品に合ったピッチの打ち具を選択します。また目の形で縫いあがりも決まってきますので、慎重に作業を行います。

裁断

 革包丁で裁断していきます。正確な裁断が後の工程を楽にします。

手縫い

蝋引き
 革を張り合わせた後に、麻糸で縫い上げます。糸は全体の雰囲気に影響を与えるので最適の太さ、色を選定して地道に縫いこんでいきます。縫い加減を革に合わせて調整しながら縫っていきます。革の厚さが1cmを超える場合もあり、そのような厚さの革はミシンでは縫えませんが、キリなども使い手縫い針で糸を通していきます。 
 使う麻糸には白蝋、蜜蝋と松脂を混合したロウを引いています。糸に合わせて各蝋の混合比率を調整して使用しています。そのロウによって縫いが締まり、毛羽立ちが抑えられ、また耐久性が向上します。麻糸は綿糸に比べて耐久性が高い糸ですが、ロウを塗りこむことによって更に耐久性を上げています。
 また、他に「シニュー」と言う動物の腱を使った糸もありますが、最近は人口的に化学繊維をつかった「人工シニュー」にとって代わっており、本来のシニューの生産は減少してきています。

小端処理

 革の切り端をコバ(木端)といい、ヤスリやカンナで削った後に、蜜蝋やフノリを使って磨いていきます。この作業は時間がかかり、求める輝き、固さが出るまで何度も磨いていきます。

仕上げ

 全体を乾いた布で吹き上げて、保護のために特性クリームを塗りこんで完成です。