
ユニタス ファーイースト株式会社で製造販売されているLeather Master(レザーマスター)です。ブッテーロの黄色を使って傷落としの実験を行ってみました。
レザーケアキットとしてレザープロテクションクリームとレザーソフトクリーナーがセットで販売されていますが、このセットは万能メンテナンス材ですね。起毛されていない牛革であればほとんどの革で使用でき、風合いも変化ありません。
驚異的なメンテナンスの効果で、一押しのメンテナンス用品です。
レザープロテクションクリームは単体でも販売されています。
今回は、特にオイルレザー向けに製造されているOLEOSA KIT(オレオーザ キット)をテストしてみました。
ブッテーロの黄色の革にひっかき傷を4本ほど入れて(中央部左)オレオーザを塗り込んでみました。(中央部右)
その後、水滴を落として水の反発のテストです。(下部左)。
水滴を約10秒後に拭きとったのが下部右の写真です。全くシミも残らず、水が染み込んでもいませんね。
オレオーザは水をかなりはじくようで、防水効果は抜群ですね。
ひっかき傷は小型ハサミで付けてみましたので深い傷ですが、オレオーザを塗り込んだ直後でもかなり色抜けは消えています。傷そのものは光の当たり具合でうっすらと残っています。
ブッテーロのようなプルアップレザー(染料染めで曲げた部分の革の色が薄く見えるような革)は、つめがあたった部分の色が薄く見えたりしますので、そういった部分を元に戻すにはかなり有効かと思います。
傷そのものは時間の経過と共に目だたなくなるので、オレオーザを定期的に塗っておけば、かなり綺麗に維持できそうです。
オレオーザ キットに同梱されているレザーソフトクリーナーは レザーケアキットに同梱されているものと同じようです。
ドイツヌメなどオイル分を含まない革にはレザーケアキットがお勧めです。
ブッテーロやミネルバ系のオイルレザーとドイツヌメのコンビの作品には:
ブッテーロやミネルバ系のオイルレザー用にオレオーザ キット
ドイツヌメ用にはレザープロテクションクリームの単品。
が一番ですね。
レザーソフトクリーナーはオレオーザ キットに含まれるので、それをドイツヌメに使えばレザーケアキットを購入しなくても済みます。
革の経年変化も楽しみですが、できるだけ綺麗に維持して変化させていくのも持つ人のセンスを表現します。
ご参考までにご紹介します。
ひろ:
ブッテーロの長財布を探していてこちらのブログに辿り着きました。
注文とは別の質問で申し訳ありませんが、こちらのメンテナンス品は
ブッテーロの水染み?汗染み?(茶色ですと黒く変色したようなところ)には
いかがでしょうか。染み抜きには使えそうでしょうか。
普段使用しているブッテーロのかばんにところどころ色濃くなっているところが
あり、よいメンテナンス品はないかなあ、と。
(いつもはハンカチで乾拭きのみ・・・)
時間があるときに試していただいた結果を教示いただければ幸いです。
-Aug 11, 2011-